1.日時
平成23年8月11日(木) 10:00~12:00
2.出席者
<委員>
家田仁部会長、石田東生委員、上村多恵子委員、太田和博委員、竹内健蔵委員、
田村亨委員、羽藤英二委員、原田昇委員
3.議題
防災機能の評価手法(暫定案)について
4.議事概要
○防災機能の評価手法(暫定案)について、事務局より説明後、審議を行った結果、
概ねこのような方法で評価を実施していくことについてご了解いただいた。
○委員からの主なご意見は、下記の通り。
(本評価手法の位置づけについて)
・東日本大震災の復興に緊急的に対応するための暫定的な手法として、広域的な
道路ネットワークを対象とし、東日本大震災程度のハザードを想定しており、別の
地域についても似たような手法を適用することは可能であることを明確にすべき。
・本手法は、地域の安全保障や命の道といった面を評価するものであり、費用便益
とは別の枠組みで評価すべき。
(評価手法について)
・時間短縮便益等の3便益は、1つの有力な指標ではあるが、圧倒的に交通量の
多寡で決まってしまい、防災面の評価には十分でない。
・費用便益の考え方は補償原理であり、便益を足し上げて積み上げるという観点。
一方、防災は非補償の考え方であり、1つでも満たしていない項目があれば、
地域の安全保障上、問題があると判断すべき。
・ネットワーク上のリンクの評価手法について提案のあった2つのモデルについて、
まだ暫定的なので、比較しながら、結果をチェックしながらやっていってはどうか。
・防災の観点から言うと、災害危険性がある場合や、非常に脆弱性が高いと評価
される場合は、時間を掛けずに緊急的に整備できるようにすべき。
・評価手法における個々の表現方法については、パブリックコメントを実施すると
いうこともあり、再度検討するなどにより、分かりやすい内容にしていく必要がある。