大臣会見

斉藤大臣会見要旨

2024年8月8日(木) 10:42 ~ 10:48
国土交通省会見室
斉藤鉄夫 大臣

主な質疑事項

冒頭発言

(大臣)

本日の閣議案件で、特に私から報告するものはありません。

質疑応答

北陸新幹線の延伸について

(記者)

昨日開かれた北陸新幹線の敦賀(つるが)-新大阪間の延伸に関する与党PTの整備委員会で、国土交通省小浜(おばま)・京都ルートの詳細な駅位置やルートの案が示されました。
あわせて概算の事業費が大きく膨らみまして、工期も大幅に延びる見通しを示されていますが、それについて大臣の受け止めをお伺いします。
あわせて、今後の延伸計画に向けた国土交通省としての進め方をお伺いできればと思います。

(大臣)

北陸新幹線(敦賀-新大阪間)については、昨日(7日)、与党の整備委員会において、国土交通省及び鉄道・運輸機構より、詳細な駅位置・ルートの案、令和7年度中の着工に向けたスケジュールについて御説明をしました。
説明を受け、整備委員会からは、説明された内容を含め、現在の計画について、今後、沿線自治体に丁寧に説明をしていくこと、令和7年度予算の概算要求にあたっては、北陸新幹線(敦賀-新大阪間)の新規着工に必要な経費を事項要求とすることを検討することという要請をいただきました。
北陸新幹線は、地方創生や国土強靱化などの観点から重要なものであり、今般、詳細な駅位置・ルートの案をお示ししたことは、北陸新幹線の早期全線開業に向けた大きな一歩と考えています。
国土交通省としては、まずは、お示しした駅位置やルートなどについて、沿線自治体の皆さまの御理解を得られるよう、鉄道・運輸機構とともに丁寧に説明していくとともに、引き続き、与党の御議論も踏まえながら、一日も早い全線開業に向けて、取り組んでいきたいと考えています。

北海道新幹線の延伸について

(記者)

北海道新幹線に関連してお伺いします。
鉄道・運輸機構は5月に北海道新幹線の札幌延伸について、当初予定の2030年度末より数年単位で遅れることを表明しました。現在、機構と国土交通省は、有識者とともに新たな開業時期について議論していることかと思います。
新たな開業時期については、沿線自治体や道内経済界から幅を持たせて設定するのではなく、具体的な年次で示してほしいという声も上がっています。
また、1日も早く新たな開業時期を示してほしいという声もあります。
こうした地元の声とどう向き合うか、また現時点での開業時期の示し方について、大臣の見解をお聞かせください。

(大臣)

北海道新幹線(新函館(しんはこだて)北斗(ほくと)-札幌間)については、本年5月、建設主体である鉄道・運輸機構から、機構としては、2030年度末の完成・開業は極めて困難であると判断した旨の報告がありました。
本事業については、地元関係者等の大きな期待があるところであり、鉄道・運輸機構の報告内容が合理的であるのか、講じることができる方策がないか、現在、有識者会議を開催しながら精査を行っているところです。
地元関係者等の皆さまからは、今後の見通しを早期に示すよう御要望いただいているところであり、7月30日に開催された「北海道新幹線札幌延伸推進会議」においても、改めてそのような御意見が出されたと承知しています。
国土交通省としては、こうした御要望をしっかりと受け止めつつ、まずは、有識者会議における議論を速やかに進めることが重要であると考えており、この中で、どのように見通しを示すかについても議論を深め、可能な限り早期に示せるよう努めていきたいと思っています。
幅を持たせることについての御意見もあるとのことでしたが、それも含めてこの有識者会議でしっかり、どのような見通しを示すやり方が良いのか議論を深めていただいて、できるだけ早くお示ししたいと考えています。

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