平成20年5月23日
日本とベトナムとの航空当局間協議が、5月21日(水)~22日(木)の間、ダナン(ベトナム)において開催され、以下のとおり合意した。
航空当局間協議の出席者
・日本側代表団: 前田隆平 大臣官房審議官ほか
・ベトナム側代表団: タイン(Mr. Lai Xuan Thanh)民間航空局次長ほか
主要合意事項
(1)日・ベトナム間の航空自由化
空港容量に制約のある我が国首都圏空港関連路線を除き、日ベトナム相互に乗り入れ空 港、便数を自由化した。
なお、これにより、アジアゲートウェイ構想に基づく航空自由化を実現した国、地域は5つとなった。(韓国、タイ、香港、マカオ、ベトナム)
(2)首都圏空港関連路線
[1]成田空港
○旅客便
2010年に予定されている第2滑走路の北伸供用開始後の輸送力を以下のとおりとした。
・日側(現在、ハノイ、ホーチミン路線を計14便/週運航)
ホーチミン線 14便/週
ハノイ線 14便/週
その他 無制限
・ベトナム側(現在、ハノイ、ホーチミン路線を計11便/週運航)
ホーチミン線 14便/週
ハノイ線 7便/週
その他 全体21便/週の範囲内
○貨物便(現在、双方とも成田からの貨物便は運航していない。)
・日側 無制限
・ベトナム側 全体21便/週の範囲内
[2]羽田空港
羽田空港関連路線については今後協議することとなった。
(3)中間地点制約の緩和
第3国との間での輸送を可能とする第5運輸権行使可能な中間地点を現状1地点から4地点に拡大した。