平成23年3月25日
平成23年3月7日(月)、(株)スターフライヤー(SFJ)から航空局に対し、同社における内部監査の結果、整備規程に基づいて毎日の飛行前に実施することとされている「燃料タンクからの水抜き(※)作業」を実施していなかったことが判明した旨の報告を受けました。
航空局では、SFJからの報告を受け、同社に対して立入検査を実施したところ、以下の問題となる事実を確認しました。
1.同社の多数の整備従事者が、毎日の飛行前の点検において実施すべき燃料タンクからの水抜き作業を実施していなかったこと
2.それにも拘わらず、整備記録には、燃料タンクからの水抜き作業を実施した旨記載していたこと
3.管理部門はこの実態を把握しておらず、必要な対応を行えなかったこと
(なお、上記1.~3.については、同社において現在は適切に実施されている。)
よって本日、SFJに対して厳重注意を行うとともに、今後このような事態の再発を防止するため、具体的な再発防止策を検討の上報告するように指示しましたので、その旨お知らせいたします。
(※)燃料タンクからの水抜き
燃料にわずかに含まれる水分がタンク下部にたまった状態のまま長期間放置すると、タンクの腐食を招くなどの支障をきたすため、定期的に水分を除去するもの。
(別添)整備作業の確実な実施について(厳重注意)(PDF形式)