都市公園における遊具の安全管理に関する調査の集計概要について
平成21年1月9日
これからのまちづくりに対応した都市公園等のあり方や、都市公園ストックを用いた活力創出の方向性等について検討するため、「第4回 新たな時代の都市マネジメントに対応した都市公園等のあり方検討会」を下記の通り開催します。
1 開催日時 平成27年3月12日(木)午前10時~
2 開催場所 都市局局議室(合同庁舎3号館6階)
3 議事次第(予定) 先行とりまとめ(案)について
4 その他
本検討会は報道関係者に限り、傍聴が可能です。傍聴を希望される場合は、3月12日(木)9:40 までにご所属、お名前、ご連絡先を下記連絡先まで登録の上、直接会場までお越しください。なお、カメラ撮りは会議の冒頭(議事開始前まで)とさせていただきます。
都市公園及び地方公共団体が都市公園に準じて条例等に基づき管理を行っているその他の公園等に設置されている遊具(平成20年3月31日現在)
平成19年度における以下の事項
・都市公園等における遊具の設置状況
・遊具の安全点検状況
・遊具の安全確保措置状況
(1)調査対象公園数
・1,443の地方公共団体等において、遊具が設置されている 129,534 箇所の都市公園及びその他の公園で
調査が実施された。
(2)遊具の設置状況
・都市公園及びその他の公園において設置されている遊具の総数は 437,068 基であり、前回(平成16年度)
より、1.1%増となった。
・設置数の多い遊具は、踏み板式ぶらんこ(68,033 基 15.6%)、すべり台(66,303 基 15.2%)、砂場(61,466 基
14.1%)の順で前回調査と同様であった。
・設置数の増加の割合が高い遊具は、健康遊具(57.5%増)、複合遊具(鋼製)(15.9%増)、スプリング遊具
(9.1%増)の順であった。(前回調査では、健康遊具(32.9%増)、スプリング遊具(22.4%増)、複合遊具(そ
の他)(22.0%増)の順)
・設置数の減少の割合が高い遊具は、回転塔(31.7%減)、ゆりかご型ぶらんこ(25.6%減)、ジャングルジム
(12.2%減)の順であった。(前回調査では、ゆりかご型ぶらんこ(72.2%減)、吊り輪(42.1%減)、回転塔
(16.9%減)の順)
(3)遊具の点検状況
・公園管理者が実施する遊具の点検状況については、日常点検は平均で月に 3.8 回、定期点検は平均で
年に 2.0 回であった。(前回調査では、日常点検は平均で月に 3.7 回、定期点検は平均で年に 2.2 回)
(4)点検後の安全確保措置の状況
・平成19年度の1年間に公園管理者が実施した遊具の点検の結果、修理・撤去等の安全確保措置が必要と
なった遊具は、全遊具数の 9.5%にあたる 42,081 基であった。(前回調査では、全遊具数の 6.9%にあたる
29,990 基)
・要措置遊具の内、安全確保措置として多かったものは、修理(19,895 基 47.3%)、撤去(5,646基 13.4%)、
更新(4,857 基 11.5%)の順であった。(前回調査では修理(16,706 基 55.7%)、更新(4,633 基 15.4%)、
撤去(3,415 基 11.4%)の順)
(5)遊具の設置経過年数の状況
・遊具の設置経過年数は、設置後 20 年以上経過している遊具が 188,247 基あり、遊具全体の4割以上を
占めていた。
国土交通省においては、遊具の老朽化対策や安全点検への対応に係る強化を図ることを目的として、平成20年8月に「都市公園における遊具の安全確保に関する指針」を改定し、公園管理者である地方公共団体に通知する等、都市公園における遊び場の安全性を高めるための取り組みを進めているところです。
また、平成21年度より「都市公園安全・安心対策緊急総合支援事業」を創設し、各地方公共団体で実施される都市公園の安全・安心対策を支援していく予定です。本事業の活用により、老朽化した遊具の更新等を促進し、その安全対策の一層の推進を図って参ります。
今後も、各公園管理者が公園の遊具を適切に設置・管理することにより、都市公園が子どもにとって楽しく安全に遊べる場として利用されるよう、引き続き指針の周知徹底と各公園管理者が行う遊具の安全・安心対策に対する支援に努めていきます。
お問い合わせ先
- 国土交通省都市・地域整備局 公園緑地・景観課
-
TEL:(03)5253-8111
(内線32942・32945)