平成22年6月18日
このたび各事業主体の公共賃貸住宅の墨出し用床開口部(別紙1)に関する調査結果等を取りとめましたので、お知らせいたします。
1.調査概要
・調査内容:
墨出し用床開口部の有無及びその閉塞工事の実施の状況について調査する。
・調査対象
(1)対象住棟:
公営・公社住宅等(*1)及びUR賃貸住宅の全住棟(ただし、以下の住棟を除く)。
*1 公営住宅、地域優良賃貸住宅(公共供給)、特定公共賃貸住宅、地域特別賃貸住宅(A型)、改良住宅、従前者居住用賃貸住宅、
地方住宅供給公社賃貸住宅
長屋形式の住棟
木造等、墨出し用床開口部を設けないことが確実な工法で建設された住棟
建設又は改善工事の工事監理において、墨出し用床開口部がない、又は開口部の閉塞工事を実施したことが記録上確認できる住棟
住棟全体が空家で入居の予定がなく、除却予定の住棟
天井スラブに仕上げをしていない又は仕上げが塗装のみであるなど開口部の無いことを容易に確認できる状態にあり、
かつ、一定の周知期間後においても床開口部の存置について居住者からの通報のない住棟
(2)対象住戸
[1]空家となっている妻側住戸
[2]開口部が確認された住戸を含む住棟については、入居中のものを含め全ての妻側住戸
※妻側住戸の考え方については、別紙2を参照。
2.調査結果(平成22年3月31日現在)
総棟数(平成20年度末時点管理棟数) 238,988棟
[1]調査対象住棟数 53,958棟
[2]調査実施住棟数 11,839棟
[3]墨出し用床開口部が発見された住棟数 938棟
[4]発見された全ての墨出し用床開口部の閉塞工事を実施した住棟数 847棟
3.今後の対応
各事業主体により、調査対象住棟について引き続き調査を進めるとともに、墨出し開口部が発見された場合は、
速やかに閉塞工事等を実施することとしている。