平成22年12月17日
建築物防災週間(平成22年8月30日から9月5日)において実施した建築物に関する調査の一環として実施している民間建築物における吹付けアスベストに関する調査結果をとりまとめましたので公表します。
1.調査概要
・ 調査対象:昭和31年~平成元年までに施工された民間の建築物のうち大規模(概ね1,000平方メートル以上)な建築物
・ 調査建材:吹付けアスベスト及びアスベスト含有吹付けロックウール
・ 調査方法:地方公共団体から建築物所有者に報告を求めること等により実施
2.調査結果〔22年9月16日時点の都道府県からの報告件数〕
( )書きは、前回(22年3月16日時点)の都道府県からの報告件数
[1] 調査対象の建築物の数 :274,082棟(274,154棟)
[2] 調査報告のあった建築物の数:231,432棟(230,453棟)
[3] 露出した吹付けアスベスト等の使用が確認された建築物の数:16,345棟(16,229棟)
1 ) 指導により対応済 :10,724棟(10,367棟)
2 ) 指導により対応予定:960棟(996棟)
3.今後の対応
○ 吹付けアスベスト等が露出している建築物の所有者等に対し、除去、封じ込め、囲い込みの対策の実施について指導するよう地方公共団体に要請します。
○ 報告の無かった所有者等への継続調査を地方公共団体に要請します。
○ 今後も毎年度2回(9月、3月)実施される建築防災週間においてその後の改善状況をとりまとめ、公表する予定です。