平成21年7月30日
国土交通省では、プラグインハイブリッド自動車の普及に向けた環境整備のため、「プラグインハイブリッド車排出ガス・燃費測定方法策定検討会」を平成20年2月より同年12月まで計4回開催し、プラグインハイブリッド自動車の特性を適切に評価できる排出ガス・燃費測定方法について検討を行ってきました。
本日、当該検討会での検討結果を踏まえて、排出ガス・燃費測定方法について「道路運送車両の保安基準の細目を定める告示」(平成14年国土交通省告示第619号。以下「細目告示」という。)等の一部を改正しました(別紙参照)。これにより、今後、プラグインハイブリッド自動車についての型式指定が可能となります。
なお、これらの改正に先立って行いましたパブリックコメント(平成21年2月27日~3月28日)の結果につきましては、国土交通省のホームページに公表しています。
(参考)プラグインハイブリッド自動車とは
家庭用電源など外部の電気エネルギーをバッテリーに充電し主にモーター駆動により走行する機能(プラグイン走行機能)と、ハイブリッド車の機能を併せ持つ自動車。
外部充電による電力を用いて走行する機能(プラグイン走行機能)が市街地内走行のような比較的短距離の走行を中心に活用されることにより、CO2や大気汚染物質の排出削減に大きく貢献することが期待されます。また、通常のハイブリッド車としての機能を併せ持つことで、ガソリン車同様の航続距離が確保され、これにより幅広いユーティリティが発揮されることが期待されます。