平成26年7月25日
本日、国土交通省海事局は「海事レポート2014 船が動く。世界が動く。」を発行します。「海事レポート」は、海事行政の幅広い各分野について、各種データと現状分析を踏まえ、直面する政策課題への対応をまとめ、毎年度発行しているものです。
本レポートが、身近でありながらも日常から縁遠い存在になりがちな「海」「船」を見つめ直していただくきっかけとなれば幸いです。
1.海事レポートの構成
「海事局最前線」
- 海事行政の重要課題のうち特にタイムリーなものを、データや現場の実情を具体的に示しながら、分かりやすく解説します。
「第1)部 海事行政の重要課題」
- 海事行政の直面する課題と対応について、政策課題ごとに、コラムも交えながら紹介します。
「第Ⅱ部 海事の現状とその課題」
- 年次報告として、豊富な図表や統計データで海事クラスターの現状を紹介します。
2.2014年版「海事局最前線」のテーマ
(1)「エネルギー輸送ルートの多様化に向けた取組」
東日本大震災以降、低廉で安定的なエネルギーの確保が我が国にとり喫緊の課題となる中、
○拡張後のパナマ運河経由の北米からのシェールガス、
○北極海航路経由のLNG、
○豪州からの液化水素
など、エネルギー輸送を巡る環境の劇的な変化が見込まれています。我が国の海運・造船・船員分野における戦略的な取組の必要性と現状について解説します。
(2)「海洋開発市場の獲得に向けた取組」
成長する海洋資源開発市場の需要を我が国海事産業に取り込み、我が国企業の参画を通じ海洋開発の知見や技術を蓄積することが重要となっています。このための官民一体となった海洋産業の振興の取組について紹介します。
(3)「2020年東京オリンピック・パラリンピック開催に向けて」
東京オリンピックに向けて、水上交通における円滑な移動の確保や増加する訪日外国人への適切な対応が必要とされる中、東京の舟運(屋形船、水上バス、レストラン船)の魅力を高める取組について紹介します。
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