令和元年6月27日
国土交通省海事局は、令和元年6月25日に「海事観光の未来を考えるシンポジウム」を開催しました。
本シンポジウムにおいて、基調講演、プレゼンテーション・パネルディスカッションを通じ、海事観光の魅力・ポテンシャルを発信するとともに、海事関係業界と他幅広い業界との連携の必要性について意見交換が行われました。
「海事観光の未来を考えるシンポジウム」においては、約180人の参加のもと、田端浩観光庁長官の開会挨拶ののち、水嶋智国土交通省海事局長の基調講演、先進的な海事観光の取組のプレゼンテーションやパネルディスカッションなどが行われました。
パネルディスカッションでは、(株)JTB総合研究所の波潟郁代氏をコーディネーターに迎え、海事観光の魅力・ポテンシャル等について活発な議論が行われました(議事次第は別添のとおり)
<シンポジウムにおける主な意見>
・海事観光においては、他分野の事業者とも連携をすることで、地方誘客や消費拡大に大きく
貢献できると考えている。
・海事観光は「連携」しながら進めて行くことが重要である。また「陸との連携」や、事業者
側においても単なる移動手段ではない、船に乗ること自体を目的に楽しんでもらえるような
取組も重要である。
・観光客が旅行を楽しむためには、周遊ルート作りの他、観光地でのコンテンツ作りが重要。
その際、コンテンツの作り手側の理解を深めるためには、海事観光によって観光客が増え、
雇用創出や地域自体の持続可能性に繋がることを見せることが重要。
・海事観光については、既に良いコンテンツが出来上がっているので、欧米豪を対象としたイ
ンバウンド向けの対応を行うことで、更に発展していくのではないか。
・海事分野において、各地域間で温度差があるため、面的に束ねる船頭が必要である。
・海事観光を更に魅力的なものにするためには少しの工夫が必要であり、そのために必要な
ルールの緩和などの行政側の支援をお願いしたい。
・自治体も民間との架け橋となるため、事業者のニーズをキャッチできるように視野を広くし
ておくことが必要である。
※詳細は、海事局の「海事観光」HPの以下URLをご参照ください(http://www.mlit.go.jp/maritime/maritime_tk1_000073.html)
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