令和2年12月15日
令和2年12月7日から11日まで、第70回技術協力委員会(TC70)がWEB会議形式で開催され、統合技術協力プログラム(ITCP)の2019年次報告がなされるとともに、我が国からはポートステートコントロール(PSC)担当官研修や海上保安機関に対する捜索救助研修の実施について報告がなされました。
●2019年における統合技術協力プログラム(※ITCP)の実施状況報告等
IMO事務局より、2019年における統合技術協力プログラム(ITCP)の実施状況報告があり、我が国のポートステートコントロール(PSC)担当官研修や海上保安機関に対する捜索救助研修の実施状況報告も併せて行われました。
また、世界海事大学(WMU)のクレオパトラ・ドンビアヘンリ学長からは、とりわけ日本からの多大な人的・資金的協力について深い謝意が表明されました。
※ IMOは、途上国における海事分野の能力開発を促進し、安全及び環境保護の強化に寄与するべく、統合技術協力プログラム(ITCP)を策定しています。
我が国は、このITCPに基づき、以下のような技術協力に取り組んできたところです。
(近年の我が国の取り組み例)
・アジア各国の海上保安機関に対する捜索救助研修の実施
・アジア各国のポートステートコントロール(PSC)担当官研修の実施
●コロナ禍における新たな人材育成手法の活用
新型コロナウイルスの世界的大流行により、従来方式による現地での技術協力の提供が大幅に遅れたことを受け、ウェビナーやオンラインの促進、e-ラーニングの開発等の新たな手法の採用により遠隔方式で実施していることについて報告があり、IMO事務局に対しては、同手法の一層の活用を図ることが推奨されました。
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