平成24年1月31日
1.2011年の1年間に日本関係船舶(日本籍船及び我が国の船舶運航事業者が運航する外国籍船)が海賊等(海賊及び海上武装強盗)から受けた被害の状況について、我が国の外航海運事業者等からの報告を基に、以下のとおりまとめました。
[概要]
(1)発生件数
日本関係船舶で、2011年に海賊等の被害(単に船舶に乗り込まれたものを含む。)を受けた船舶は11件(前年:15件)ありました。
(2)発生場所
東南アジア周辺海域で9件(前年:9件)、インド洋及びアフリカ周辺海域で2件(前年:6件)の事案が発生しました。
(3)被害状況
航行中の船舶が小型船から重火器らしきものによって発砲を受け、船体に被弾、追跡を受けるという事案が、紅海で1件発生しました。この事案では、同船の回避操船によって海賊の追跡を振り切っています。また、インド洋では、航行中に乗り込まれたものの、現場に展開する米軍が海賊を拘束するという事案が1件発生しました。
東南アジア等においては、錨泊中又は着岸中に発生した軽微な事案となっています。
被害にあった船舶について、船籍別の内訳は、パナマ籍9隻、バハマ籍1隻、日本籍1隻でした。
2.国際海事局(IMB)から、2011年の世界における海賊等に関する年次報告書が2012年1月19日に発表されました。同報告書の概要については、別添4及び別添5をご覧下さい。
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