平成25年12月26日
日 時:平成 25年12月17日(火)14:00~17:00
場 所:ハイアットリージェンシー福岡
主催【共催】:国土交通省(海事局、港湾局、九州運輸局、九州地方整備局)、韓国海洋水産部、
観光庁、福岡市、(一社)日本外航客船協会、(公財)九州運輸振興センター、
九州クルーズ振興協議会
■セッション1)
・「日韓両国のクルーズの振興策」をテーマにプレゼンテーションとディスカッションを実施。
・参加者:約 110名
【モデレーター】池田 良穂 大阪府立大学教授
【パネリスト】 櫻井 俊樹 国土交通省海事局次長
金 晟範 韓国海洋水産部海洋政策課長
中田 稔 長崎県土木部港湾課長
姜 淑瑛 チェジュ国際大学
山口 直彦 商船三井客船(株)常務取締役
■セッションⅡ
・「日韓両国の旅客定期航路事業の振興策」をテーマにプレゼンテーションとディスカッションを実施。
・参加者:約 110名
【モデレーター】池田 良穂 大阪府立大学教授
【パネリスト】 石原 洋 福岡市港湾局理事
李 政祐 釜山港湾公社港湾運営チーム次長
平野 雄二 カメリアライン(株)旅客事業部長
舎野 祝光 (株)パンスターライン/(株)サンスターライン社長
中野 洋平 (株)ヴィーナストラベル下関支店所長
金 元京 ロッテ観光開発(株)旅客チーム長
国土交通省海事局の櫻井次長より、日本では長期の豪華ラグジュアリークルーズが中心だが、欧米では短期の大衆的なカジュアルクルーズが中心となっており、利用客の伸びが著しいことを紹介し、今後はカジュアルクルーズの拡大に向け、日韓で協力していることが重要であると指摘した。また、日本における食の安全性をアピールするとともにユネスコ無形文化遺産に登録された日本食を紹介した。
韓国海洋水産部の金晟範海洋政策課長からは、2020年までに10万トンを超える大型客船を受け入れるための岸壁整備を進めるとともに、韓国でのクルーズ利用客増加政策等の韓国におけるクルーズ振興に向けた将来のビジョンを紹介した。
モデレーターの池田良穂大阪府立大学教授からは、世界のクルーズ動向、昨今のクルーズ船の大型化に伴うカジュアルクルーズの定着、大型クルーズ船が入港する際の経済波及効果について解説頂いた。
また、日韓定期旅客船事業について、日韓航路では格安航空機(LCC)との価格競争が激化している現状を説明するとともに、ヨーロッパではフェリーの売上のうちレストランや船内売店の売上が収入の半分を占めている会社がある事例を紹介し、日韓定期旅客船事業の新たな発展の可能性を示した。
この他のパネリストからも日韓のクルーズ・フェリーの活性化に向けた示唆に富む発表や発信があり、日韓両国の関係者において非常に有益なものとなった。
PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
左のアイコンをクリックしてAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください(無償)。
Acrobat Readerをダウンロードしても、PDFファイルが正常に表示されない場合はこちらをご覧ください。