平成26年3月6日
国土交通省は、平成26年2月27日(木)及び28日(金)、マレーシア、クアラルンプールにおいて、「第3回日ASEANクルーズ振興戦略専門家会合」を開催しました。本会合は、日ASEAN交通連携のプロジェクトの一つである「クルーズプロモーション」の一環であり、ASEAN各国政府(海事、港湾、観光担当部署)及びASEAN事務局とともに、日本とASEANが共同でクルーズの振興を行うための戦略案を議論するために実施しました。
結果概要は以下の通りです。
日 時:平成26年2月27-28日
場 所:クアラルンプール、マレーシア
参加国:
ASEAN側:カンボジア、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ヴェトナム、ASEAN事務局
日本側:海事局外航課 角国際海上輸送企画官、福原専門官らが参加し、議長は角国際海上輸送企画官が務めました。
また、日本のクルーズ会社を代表して、商船三井客船(株)の山口常務にも参加していただきました。
(1)クルーズ産業の現状
国土交通省より、クルーズ振興政策やわが国の内航クルーズの魅力等を紹介しました。また、商船三井客船の山口常務より、邦船社から見たASEANの魅力、改善点などを説明しました。ASEAN側からはまず、ASEAN側の取りまとめ窓口であるシンガポールより、ASEANがクルーズ振興を行う意義について説明し、その後、カンボジア、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、タイ、ヴェトナムの順にクルーズ船誘致に関する現状及び政策について説明が行われました。最後にASEAN事務局より、ASEANとして行っているクルーズ観光開発について説明しました。
(2)日ASEANクルーズ振興戦略案
本会合では、日本とASEANが共同でクルーズの振興を行うための戦略案について活発に議論が行われ、最終的に戦略案が取りまとめられました。とりまとめられた戦略案は3月19日から21日までカンボジア、プノンペンで行われる第27回ASEAN海上ワーキンググループ会合に報告、議論されることとなりました。戦略案は、クルーズのための観光資源の開発、インフラ整備、人材育成等に取り組んでいくことを内容としています。
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