平成27年11月2日
1.趣旨
現在、大型のクルーズ船で外国人観光客が多数各地を訪れていることに注目が集まっていますが、船の旅はそれだけではありません。
・瀬戸内海で夜景や多島美を楽しめるフェリー
・離島の自然や暮らし体験とタイアップした船旅
・都会の街並みや夜景を水辺から楽しむクルーズ
など日本の各地で地域の魅力を活用した船旅が実施されています。
しかしながら、大都市圏を始めこれらの船旅が広く知られていなかったり、船が単なる移動手段に止まっているケースが散見され、必ずしも誰もが身近に手軽に船旅を利用できる状況にはなっていません。
このため、観光立国実現に向けたアクション・プログラム2015に基づき、海運関係者、旅行関係者等で構成する「船旅活性化協議会」を立ち上げ、
[1] より魅力的な船旅の事業化と普及の促進
[2] 利用者が手軽に利用しやすくなるような情報発信
を行うことにより、カジュアルクルーズから国内フェリー、遊覧船など様々な船旅について、全国で活性化に取り組む気運を醸成していきます。
2.第1回協議会の開催日時・場所
日 時:平成27年11月5日(木)15:00~17:00
場 所:中央合同庁舎2号館15階海事局会議室
3.構成メンバー
矢ヶ崎 紀子 東洋大学国際地域学部准教授
仁田 一郎 瀬戸内海汽船(株)代表取締役社長
佐々木正美 新日本海フェリー(株)常務取締役
守谷慎一郎 東京都観光汽船(株)代表取締役
原 喜 信 (一社)日本旅客船協会理事長
木島 榮子 (株)カーニバル・ジャパン顧問
小野 芳清 (一社)日本外航客船協会理事長
三上 勇 クラブツーリズム(株)執行役員・営業本部国内旅行部長
吉金 嘉洋 (株)日本旅行取締役兼常務執行役員・営業企画本部副本部長
平野 利晃 (株)JTB国内旅行企画常務取締役
興津 泰則 (一社)日本旅行業協会国内・訪日旅行推進部長
加藤 庸二 (株)ワイドビジョン代表(写真家)
港湾局産業港湾課
観光庁観光資源課
海事局外航課
〃 内航課(事務局)
4.議題
(1)船旅魅力の現状・課題について
(2)魅力的な船旅の商品化・普及へ向けての検討について
※ 冒頭のカメラ撮りのみ可能
※ 会議概要、配付資料は後日、国土交通省ホームページに掲載いたします。
(参考)観光立国実現に向けたアクション・プログラム2015(抄)
3.地方創生に資する観光地域づくり、国内観光の振興
(7)日本の魅力を活かした船旅の活性化
〇旅客船は、3000人規模の大型クルーズ船や日韓定期航路など日本を訪れる外国人旅行者のための訪日手段、また、国内の交通手段・観光資源として、重要な役割を果たしている。しかしながら、島国日本の豊富な海洋観光資源に鑑みれば、手軽な船旅を期待する日本人に訴求する旅行商品の造成など、まだまだ市場開拓の余地は大きい。オリンピック・パラリンピックが控える東京や、多島美・「しまなみサイクリング」が海外でも人気の瀬戸内、歴史的・文化的遺産にあふれる長崎等、日本各地を海路で結んで海からの景色や各地の魅力を楽しませる船旅を活性化させ、日本を訪れる外国人旅行者の期待に応えるとともに、日本人にとっても国内クルーズ・船旅が身近になるような環境整備を進める必要がある。
・国土交通省・観光庁、旅客船事業者、観光関係者等が集まって「船旅活性化協議会」(仮称)を立ち上げ、カジュアルクラスなどのクルーズサービス、国内フェリー、離島航路、遊覧船など様々な船旅の選択肢をわかりやすく提示するとともに、キャンペーンを通じて利用促進を図ることにより、船旅が身近になる取組を進める。
報道発表資料(PDF形式:249KBKB)
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