平成27年1月16日
ASEAN諸国が定めている内航船舶の安全基準や船舶検査制度は、国によって大きく異なっており、さらには、多くの加盟国において安全基準・制度自体が十分でないため、沿岸域における船舶事故が多発しています。
そのため、国土交通省は、ASEAN諸国において内航船舶の安全基準を改善・調和させるプロジェクトを日ASEAN交通連携プログラムの一つとしてASEAN諸国に提案し、2013年度より、フィリピンへの専門家派遣やASEAN諸国での安全基準の策定に必要な調査等を進めてまいりました。
昨年11月には、第1回実務者会合をフィリピン海事産業庁と共催し、日本からは内航船舶の航行区域策定ガイドライン案を提案し、ASEAN諸国においては自国制度の見直しについて検討作業を進めることが合意されました。
この度、上記ガイドライン案の最終化作業や、プロジェクトの今後の進め方について議論するため、第2回実務者会合を1月20日(火)に東京で開催することになりましたので、お知らせいたします。
当該プロジェクトは、ASEAN諸国における船舶の安全性向上や、制度的連結性の強化に貢献するものであり、域内海上交通網の更なる発展が期待されます。
(会合の概要は別紙参照)
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