新たな造船教材が完成しました!
~教育現場と造船現場のニーズに応えた新教材~
平成29年3月30日
国土交通省は、造船教育の強化・魅力向上を推進し、造船業を目指す若者の拡大を図るべく、産学官連携の下、造船工学分野の新教材を作成しました。
本教材は、最新の造船・舶用技術や国際動向等を取入れつつ、教育現場と造船現場のニーズに応えるよう、編集されました。
本教材は、高校の教育現場で使用される予定ですが、大学生や造船分野に携わる社会人の方の入門書として、広くご活用頂けることを期待しております。
国土交通省では、「海事生産性革命(i-Shipping)」プロジェクトとして、現在20%である我が国造船業の世界建造量シェアを30%に拡大することを目指し、造船業の生産性向上と人材確保・育成を総合的に推進し、地方創生と日本経済の成長に貢献していくこととしております。
このような国の方針に呼応する形で、造船業の盛んな地域では自治体や地元企業等地域をあげて、
高校に造船コースを新設する取組等も出てきております
※。
※平成28年4月 愛媛県立今治工業高校、 平成29年4月 香川県立多度津高校(予定)
国土交通省では、このような
造船技術者・技能者の教育体制強化に向けた取組を後押しするとともに、
他地域への展開を図ることにより、造船業を目指す若者の拡大に資するべく、今年度、大学・研究機関、造船業界、工業高校の造船教員等からなる
造船技術者育成教材編集委員会を設置し、新たな教材の検討・執筆を進めてきました。
編集作業では、3DCADなどの最新の造船・舶用技術やIMOにおける国際基準などの国際動向等を取入れる等、若者が造船への関心を高めながら学習でき、かつ、教育現場が使いやすく、造船現場が求める人材を育成することに重点をおいて検討され、今般、
造船の新教材「SAIL TO THE FUTURE」シリーズが完成しました。
本シリーズは、今後、
造船教育等を行う高校の教育現場で使用される予定です。また、大学生や社会人向けの入門書としても活用できるように作成されております。
本教材のご活用をご検討される方は、下記お問合せ先にご連絡ください。
[1]造船工学1(あらまし 新しい流れ)
[2]造船工学2(構造と設備 理論と計算)
[3]造船工学3(建造 改修と改善)
[4]船舶計算ワークブック
[5]造船製図
お問い合わせ先
- 国土交通省 海事局 船舶産業課 小澤、吉井
-
TEL:03-5253-8111
(内線43-638、43-637) 直通 03-5253-8634 FAX:03-5253-1644
PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
左のアイコンをクリックしてAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください(無償)。
Acrobat Readerをダウンロードしても、PDFファイルが正常に表示されない場合はこちらをご覧ください。