平成29年5月31日
「ノルシッピング2017」の開会式に先立ち開催された「海事サミット」では、田端国土交通審議官がスピーチし、海事産業の明るい未来を切り拓くためには、各国が持つ強みを活かした取り組みを進めることが必要であり、そのためには、政府による過度な市場介入をなくすなど、国際海事市場の公正な競争条件の確保に向け協力して議論を継続することが重要であることを強調しました。さらに、商船の建造・運航で培った技術やノウハウを最大限に活かし、世界の海洋開発分野の発展と海洋経済の成長に貢献していく旨を表明しました。
田端国土交通審議官とアイハン・ノルウェー王国貿易産業副大臣との二国間ハイレベル会合においては、「ノルシッピング」及び「Sea Japan」(※)での協力を含め、海事・海洋分野における日・ノルウェーの政府間及び民間分野での更なる協力関係の強化に取り組むことに合意しました。
(※) 「Sea Japan」は、船舶・舶用機器・海事サービスを幅広くカバーする我が国最大の国際海事展として1994年から隔年で開催されており、前回の「Sea Japan2016」には、ノルウェーからアイハン貿易産業副大臣が参加しました。
二国間ハイレベル会合に先立ち、i-Shipping Operation(※)に取り組む日本郵船(株)とノルウェーのIT企業であるDualog社との間で、「戦略的パートナーシップ締結」の署名式が、田端国土交通審議官とアイハン貿易産業副大臣の臨席のもと行われ、両社は今後、船舶IoT技術、ビッグデータ分析・解析に関し協業していくことに正式に合意しました。
(※) i-Shipping Operation:
国土交通省では、昨年より、生産性革命プロジェクトの1つとして「海事生産性革命(i-Shipping)」を実施し、造船の輸出拡大と地方創生を推進しています。その一環として、IoTやビッグデータ等の先進的な技術を活用した先進船舶技術(i-Shipping Operation)の研究開発を支援しており、平成29年には8件の技術開発に対して補助金交付を決定しています。
これら概要については別紙をご確認下さい。
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