平成21年4月27日
近年、我が国近海において、水中翼型超高速船(ジェットフォイル等)が航行中に流木や鯨類と衝突する事故が相次いでおり、水中翼船のより安全な運航を確保することが重要となっています。
これらの状況に鑑み、国土交通省、学識経験者、運航事業者等からなる「超高速船に関する安全対策検討委員会」において、「衝突を回避するための対策」及び「衝突した場合の被害を低減するための対策」に関しハード及びソフトの両面から検討を行い、平成21月4月24日、「超高速船に関する安全対策について(最終とりまとめ)」が公表されました。
この中で「法令により水中翼型超高速船へのシートベルトの設置の義務付けとシートベルトの技術基準の制定を速やかに行う」とされたことを受け(別添参照)、水中翼型超高速船の衝突時の被害軽減のため、以下の法令改正を行いましたのでお知らせします。
<法令改正の概要>
1.改正法令:船舶設備規程(昭和9年逓信省令第6号)
2.公布・施行日:平成21年4月27日
3.改正内容:
水中翼型超高速船の椅子席に、衝突時に拘束力を保持するベルトの設置を義務づける。
別添(PDF形式)