平成30年5月22日
国土交通省は、j-Ocean(※)の一環として、海洋開発分野の人材育成の基盤整備を図るべく、海洋開発に必要となる広範な知識を体系的・包括的にカバーする教材の作成を進め、完成させました。 大学教育や社内研修で積極的に使用されるよう教材の普及を図ることとしており、これにより、将来の海洋開発を背負って立つ若手技術者が一人でも多く育つことを期待しています。 |
我が国では昨今、メタンハイドレードや海底熱水鉱床の生産試験等が行われ、商業化に向けて着実に取り組みが進められているほか、世界初となる浮体式洋上ウィンドファームによる実証研究事業や海流発電の実用化に向けた実証試験が行われるなど、「海洋開発」は、まだまだ発展の余地が大きいフロンティアです。
しかしながら、海洋から石油・天然ガスを採掘するフィールドが日本近海にはほとんど存在しないこともあり、海洋開発に関する技術・ノウハウを持つ技術者は不足しています。
このため、国土交通省では、j-Oceanの一環として、大学生、大学院生や若手社会人などをターゲットに、海洋開発分野を切り拓く武器となる資源工学、造船工学、機械工学、電気工学、プロジェクトマネジメントなどの知識を体系的・包括的にカバーする専門教材の作成を平成29年度まで3年をかけて進めてきました。
今般、「海洋開発産業概論」、「海洋開発工学概論」及び「海洋開発ビジネス概論」の3教材が完成しました。本教材は下記海事局HPからダウンロード可能です。
http://www.mlit.go.jp/maritime/maritime_tk7_000024.html
報道発表資料(PDF形式)
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