平成25年6月26日
プレジャーボートの海難事故は、近年、毎年約1,000隻近く、全船舶海難の四割以上を占めています。このうち約三割は機関取扱不良や船体機器整備不良が原因であり、これらの海難であっても、機関等が故障することで操船が困難となり、乗船者の生命に係わるものや他船にも影響を及ぼす事例もあります。また、これらの海難は小型船舶操縦者(船長)に義務づけられている発航前点検を適正に行うことにより未然に防止できるものが多く含まれています。
これらのことから、これまでも国土交通省及び海上保安庁では、遵守事項パトロール活動や海難防止講習会等を通じて、海難事故のデータをもとに発航前点検の重要性を呼びかけてきたところです。
しかしながら、このような海難は依然として大きな割合を占め、その多くは簡単な発航前検査すら行われていない状況です。
このため、国土交通省及び海上保安庁の新たな取り組みとして、船長の皆さんに発航前点検を習慣づけ、適正に行っていただくために、発航前点検チェックシートを活用し、船長がプレジャーボートの出航の都度、必ず、発航前点検を実施していただく仕組みを構築していくものです。
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