平成22年3月11日
今般、西日本旅客鉄道株式会社(以下「JR西日本」)に対する臨時の運輸安全マネジメント評価を実施しましたので、お知らせします。
国土交通省:大臣官房運輸安全政策審議官、同主席運輸安全調査官、近畿運輸局次長 等
JR西日本:佐々木社長、西川鉄道本部長(安全統括管理者) 等
JR西日本においては、先般の福知山脱線事故調査に係る情報漏洩等の働きかけ等の事案発生を受け、平成21年9月28日付けの国土交通大臣による命令書に従い、事実調査による事実の究明、再発防止策等の改善措置を講じるとともに、今後における安全管理及び事故防止対策の徹底を図るため、平成21年10月に実施した第4回運輸安全マネジメント評価以降、以下の取組みを進めていることを確認した。
(1)平成21年11月18日以降、以下の内容の経営トップのコミットメントを各種会議等の社長訓示、安全ミーティング(経営陣と現場との意見交換)等でグループ会社社員を含む全社員に発出。
「改善措置や企業再生に向けた施策を確実に推進し、当社に関係する全ての方々と誠実に向き合い、安全最優先を徹底し、現場重視、技術重視に基づく経営を推進していく」
(2)安全ミーティングの実施方法の見直しなど経営トップと現場職員のコミュニケーションの充実と現場職員の意見や提案を安全対策に反映させる仕組みの構築
なお、今後とも、上記取組を継続し、経営トップと現場職員の相互理解に基づいた現場の安全意識の向上と安全対策の充実を図るとともに、関係する全ての方々への信頼回復に向け、更なる輸送の安全の取組みを着実に推進するようコメントした。