令和2年2月18日
移住でも観光でもなく、日常生活圏や通勤圏以外の特定の地域と継続的かつ多様な関わりを持つ「関係人口」。その実態は、十分に把握されていません。
国土交通省が、三大都市圏の関係人口に係る実態調査を行った結果、18歳以上の居住者
(約4,678万人)のうち、約2割強(約1,080万人:推計値)が特定の地域を訪問している関係人口(訪問系)であることが分かりました。
1.調査結果の概要
(1)関係人口(訪問系)は地域と多様な関わりを持っている
特定の地域を訪問する関係人口(訪問系)は回答者のうち23.2%を占めました。その内訳は、地縁・血縁先以外の地域で飲食や趣味活動を行う“趣味・消費型(10.5%)”から、地域の産業創出や地域づくりに参画する“直接寄与型(3.0%)まで、地域と多様な関わり方を行っています。
【資料1_P2】
(2)関係人口の認知度は高くない
関係人口の認知度は高くありませんでした。関係人口の「定義や考え方などを概ね知っている」と回答した人が2.8%、「言葉は聞いたことがあるが、詳しくはわからない」と回答した人が6.7%でした。
【資料1_P3】
(3)関係人口(訪問系)のうち、約3割の人が地方部の都市以外の地域と関わっている
東京都に在住する関係人口(訪問系)のうち、関わり先の41.4%が首都圏内である一方、三大都市圏、政令市及び中核市以外の地方部への関わりを持っている人が28.5%存在しています。
【資料1_P7】
2.今後の調査予定
今年度は試行的に三大都市圏を対象に調査を行いました。
来年度は全国規模の広範囲のアンケート調査を実施する予定です。
(参考)調査の概要
○対象者:18歳以上の三大都市圏※に居住する人(有効回答数:28,466人)
○調査方法:インターネットアンケート(調査実施時期:令和元年9月)
※ 調査対象地域の詳細は【資料2_P42】を参照ください
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