平成24年9月11日
平成23年の水害被害額の暫定値(東日本大震災に伴う津波による被害を除く※1)について取りまとめましたので、その結果を公表します。
【被害の特徴等】
◆水害被害額は、全国で約1 兆円(過去10 カ年で2 番目)
◆被災建物棟数は、全国で約6 万5 千棟(過去10 カ年で2 番目)
◆初めて、集計値だけでなく被害の特徴について分析を実施
◆主要な水害の被害状況
○新潟・福島豪雨(水害被害額:約1,700 億円)
・公益事業等被害額の割合が過去10 カ年で最大
・平成16 年豪雨を契機に集中的に大規模改修を実施した信濃川水系では、当該豪雨を上回る降雨であったにも関わらず、被害額は約9 割減少
○台風12 号(水害被害額:約5,100 億円。過去10 カ年で2 番目)
・熊野川では観測史上最高の水位(痕跡水位)
・深層崩壊が多数発生、崩壊土砂量は合わせて約1 億m3
○台風15 号(水害被害額:約1,400 億円)
・全国の40 都道府県で被害が発生 (過去10 カ年で最多※2)
・平成10 年洪水を契機に集中的に大規模改修を実施した阿武隈川水系(福島県内)では、当該洪水と同規模の降雨であったにも関わらず、被害額は約6 割減少
◆都道府県別の被害額
○1 位 和歌山県(約2,600 億円)
○2 位 新潟県(約1,200 億円)
○3 位 三重県(約1,000 億円)
※1 東日本大震災に伴う津波被害額については別途集計中であり、津波被害額を含めた最終的な取りまとめ結果の公表は、平成24 年度末頃になる予定。
※2 過去10 カ年に発生した台風・豪雨のうち、被害額が1,000 億円以上のものを対象。
【報道発表】平成23年の水害被害額の暫定値(全国・都道府県別)について(PDF形式:317KB)
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