平成27年7月31日
国土交通省では、昭和33年から一級河川(直轄管理区間)において水質調査を実施しています。この度、平成26年の全国一級河川109水系における水質状況(※)をとりまとめましたのでお知らせします。
(※)本資料に掲載している地点以外にも、事業の影響予測や評価のために国土交通省において水質調査を実施している箇所もあります。それらの調査結果については、各地方整備局のHP等で公表しています。
平成26年は、有機汚濁の代表的な指標であるBOD値又はCOD値の環境基準を満足した調査地点の割合は91%であった。
このうち、河川では97%(850地点/879地点)で7年連続の95%以上となったほか、湖沼等では44%(44地点/101地点)で過去最高の満足率となった。
流域での取組等によりこの10年間でBOD値が大幅に改善されている地点は、運河(合流前)(利根川水系利根運河)、秋山川末流(利根川水系秋山川)、川北(芦田川水系高屋川)、郡界橋(大和川水系佐保川)、亀の子橋(鶴見川水系鶴見川)であった。
水質が最も良好な地点(*)は前年よりも31地点増え、96地点であった。
(*)BODの年間平均値が報告下限値の0.5mg/ℓ
直轄管理区間に複数の水質調査地点を有する河川のうち、水質が最も良好な河川(**)は、尻別川、後志利別川、沙流川、荒川(阿武隈川水系)、安倍川、熊野川、北川、仁淀川、吉野川、川辺川、本庄川、小丸川及び五ヶ瀬川の全13河川であった。
(**)BODの年間平均値が報告下限値の0.5 mg/ℓ
<添付資料:【概要版】平成26年全国一級河川の水質現況>
1.生活環境の保全に関する環境基準の満足状況・・・・・・・・ P.1
2.過去10年間の水質改善状況 ・・・・・・・・・・・・・・・ P.2
3.水質が良好な河川・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.3
(1)年間の平均的な水質(BOD値)が良好な地点
(2)水質調査地点の平均的な水質(BOD値)が良好な河川
4.新しい水質指標による調査結果の概要・・・・・・・・・・・ P.6
5.人の健康の保護に関する環境基準・・・・・・・・・・・・・ P.10
6.ダイオキシン類・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.11
7.水質事故等の状況・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ P.12
※詳細については、下記を参照
○平成26年全国一級河川の水質現況
http://www.mlit.go.jp/river/toukei_chousa/kankyo/kankyou/suisitu/h26_suisitu.html
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