平成26年1月7日
総合政策局
海外プロジェクト推進課
水管理・国土保全局
下水道部下水道企画課
○インドネシアのジャカルタ特別州チリウン川地下放水路建設事業に本邦下水道推進工法関連企業が参画することになりましたので、お知らせいたします。
○本事業は、平成25年1月にジャカルタ特別州で発生した大洪水を受けて、大統領命令により事業化された放水路建設事業で、
本邦下水道技術がジャカルタ特別州の洪水被害の軽減に大きく貢献するものです。
○本邦下水道推進工法関連企業JVが、設計施工計画・施工指導およびそれに伴う資機材の提供を通じ、本事業の推進に協力していきます。
○国土交通省では、下水道グローバルセンター(GCUS)の活動等を通じ、アジアを中心とした海外への下水道システム等のインフラ輸出に関する
官民連携した取り組みを推進しています。今般事業参画に至った本邦企業もGCUSの会員企業です。
○インドネシアにおいても、これまで、下水道推進工法に関する官民連携セミナーや研修生の受け入れ、
水インフラに関する専門家派遣等を実施してきました。
○インドネシアを含めた東南アジア等での下水道推進工法の普及を皮切りに、引き続き海外でのインフラプロジェクトの推進に向け取り組んで参ります。
【事業概要】
・事業名:ジャカルタ特別州チリウン川地下放水路建設事業
・主な事業内容:内径3,500mm 延長約1.3km×2本の地下放水路建設
・本邦企業担当部分:設計施工計画・施工指導およびそれに伴う資機材の提供
・本邦企業:機動建設工業・ヤスダエンジニアリング・イセキ開発工機
・契約金額:約16億円(全体事業費 約50億円)
・本邦企業の契約:インドネシア公共事業省から事業を落札したウィジャヤカリヤ
(インドネシア企業)と本邦企業JVとの契約
・受注契約日:平成26年1月2日
・工期:平成27年2月まで
参考:下水道グローバルセンター(GCUS:Japan Global Center for Urban Sanitation)
http://gcus.jp/
計画・建設から管理・運営に至るまで、日本の産学官のあらゆるノウハウを結集し、海外で持続可能な
下水道システムを普及させるための活動を行う産学官の専門家機関のコンソーシアム