平成21年3月17日
国土交通省港湾局では、港湾整備に必要な沖合の波浪情報を取得するためGPS波浪計を設置し、
沖合波浪の観測を行っています。この度、既に観測情報を公表している2基に加え、新たに6基のGPS
波浪計の観測情報を公表することになりましたので、下記の通りお知らせします。
GPS波浪計とは、GPS衛星を用いて沖合に浮かべたブイの上下変動を計測し、波浪や潮汐等の海面変動を直接観測する海象観測機器です(別紙1)。
国土交通省港湾局では、沖合の波浪情報を取得するため平成21年3月中旬時点で全国11ヶ所にGPS波浪計を設置しています(別紙2)。
港湾整備を目的として取得した観測データを広く提供するため、平成19年8月から2基のGPS波浪計の観測データをリアルタイムナウファスで公表してきました。
今回、新たに6基のGPS波浪計において機器の初期設定が完了したことから、これらの観測データを3月18日から公表します(別紙3に表示イメージ)。
また、残る3基については、設置後の初期設定中であり、平成21年度末を目途に公表する予定です。
<参考>リアルタイムナウファス(別紙4)
GPS波浪計は、港湾設備に必要な沖合の波浪情報を所得するために設置するものですが、地震発生時には津波による海面の上下動の観測も可能であることから、GPS波浪計での観測データは気象庁にリアルタイムで提供します。これにより、沿岸域での防災対策にも広く活用されることが期待できます。
お問い合わせ先
- 国土交通省港湾局技術企画課技術監理室技術基準審査官 村岡 猛
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TEL:(03)5253-8111
(内線46602)
- 国土交通省港湾局技術企画課技術監理室課長補佐 宮島 正悟
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TEL:(03)5253-8111
(内線46633)