平成28年10月28日
国土交通省が発注し東亜建設工業(株)が過去10年間に施工した薬液注入工事については、5件の空港工事で施工不良及び虚偽報告が確認されていましたが、この5件を除く22件の工事について、チェックボーリングを行いました。
この結果、2件の港湾工事について、虚偽報告等の不正は認められないものの施工不良があったと判断されるため、今後、補修を行うこととします。また、国土交通省においては、埋立地などの複雑な土質条件の地盤における薬液注入工法の適切な施工管理等について検討を行います。
国土交通省が発注し東亜建設工業(株)が過去10年間に施工した薬液注入工事のうち不正による施工不良が確認された5件の空港工事を除く22件の工事について、東亜建設工業(株)の費用負担のもと、7月下旬から10月中旬にかけてチェックボーリングを行いましたが、以下の2件の港湾工事について、強度不足が確認されました。
・ 千葉港千葉中央地区岸壁(-12m)他地盤改良等工事
・ 伏木富山港(新湊地区)泊地(-10m)護岸築造外1件工事
2件の工事について、「地盤改良工事の施工不良等の問題に関する有識者委員会」の中間報告書を踏まえ、本年10月11日、東亜建設工業(株)に不正の有無、施工不良の要因等について再調査を指示しました。東亜建設工業(株)から10月20日に報告を受け、有識者委員会委員に説明し、頂いた意見を踏まえ、2件の工事については、虚偽報告等の不正は確認されないものの施工不良があったと判断しました。
2件の工事については、補修を行います。
また、国土交通省においては、専門家等からなる委員会を設置し、埋立地などの複雑な土質条件の地盤における薬液注入工法の適切な施工管理等について検討を行います。
報道発表資料(PDF形式)
別添1 チェックボーリングの評価方法(PDF形式)
別添2 チェックボーリングの結果概要(PDF形式)
別添3 東亜建設工業からの回答(PDF形式)
別添4 東亜建設工業からの再調査報告書(PDF形式)
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