平成30年2月26日
各国の地球温暖化対策が本格化する中、ブルーカーボン生態系※によるCO2吸収が注目されており、国土交通省港湾局は、その活用に関する検討を目的とした「ブルーカーボン研究会」を支援しています。平成30年3月5日(月)に開催される第5回研究会では、ブルーカーボン生態系による将来のCO2吸収量の見込みの試算結果や、実海域における藻場造成等の取組との連携について検討される予定です。 |
※ブルーカーボンとは海洋生態系に蓄積される炭素のことであり、そうした作用を有する生態系を「ブルーカーボン生態系」という。
世界各国で地球温暖化への対応が本格化する中、ブルーカーボン生態系によるCO
2吸収が注目されており、すでに一部の国では、CO
2吸収源対策として、ブルーカーボン生態系を活用するための取り組みが行われております。
このような背景の下、ブルーカーボン生態系の活用に関する検討を行う「ブルーカーボン研究会」が昨年度設立され、国土交通省港湾局も、浚渫土砂等の有効活用や官民連携による藻場・浅場の造成等の取組の知見を活かし、支援してまいりました。
同研究会では、今年度、ブルーカーボン生態系を地球温暖化対策計画における新たな吸収源対策として定めることを目標に検討しており、これまで、ブルーカーボン生態系と森林等の吸収源対策について、CO
2吸収能力やポテンシャル等の観点からの比較を行ったほか、今後の課題と対応方針について検討が行われました。
今回の研究会では、これまでの検討結果や知見を踏まえ、ブルーカーボン生態系の活用による将来のCO
2吸収量の見込みの試算結果や、活用に係る課題解決を目的とした実海域における藻場造成等の取組との連携について検討される予定です。
<第5回ブルーカーボン研究会>
1.日時: 平成30年3月5日(月) 16:00~18:00
2.場所: AP新橋虎ノ門 11階Bルーム(東京都港区西新橋1-6-15)
3.事務局: (一財)みなと総合研究財団、(一財)港湾空港総合技術センター
4.その他:本研究会は非公開にて行います。ただし、カメラ撮りは冒頭のみ可能です。
また、研究会終了後には佐々木座長から検討結果についてブリーフィングを実施します。
会場での取材を希望される場合は、別添2の申込書により3月2日(金)17:00までに
電子メールまたはFAXにて事務局へお申し込みください。