平成19年の水害被害額の速報値(全国・都道府県別)について
平成20年8月25日
○平成19年には、「台風第4号及び梅雨前線豪雨」や「秋雨前線豪雨」などにより、秋田県、岩手県、静岡県、宮崎県や熊本県を始めとして全国各地で大規模な水害が発生しました。都道府県別水害被害額で、秋田県が最大となったのは、水害統計調査が開始された昭和36年以降はじめてです。
○ これらの水害により、死傷者数は、約260名、被災建物棟数は、約1万5千棟に上るなど甚大な被害が発生しています。
○ 平成19年の水害被害額について、建物被害等の直接的な物的被害等について速報値を取りまとめた結果、全国で約2,082億円となりました。これは、平成10年からの過去10年間で最も低い被害額となります。
○ また、台風第4号及び梅雨前線豪雨による水害被害額(約609億円)が、約3割(29.3%)を占め、秋雨前線豪雨による水害被害額(約376億円)が、約2割(18.1%)を占めています。
国土交通省河川局では、毎年、都道府県、市区町村等の協力のもと、水害による被害額等を「水害統計」として取りまとめていますが、「平成19 年水害統計」の最終的な取りまとめ結果の公表は、平成20年度末になる予定です。
このため、平成19年の水害による被害額等の速報値を取りまとめ、公表することとしました。
今後、最終的な取りまとめに向けて、水害被害額の算出に当たって使用する係数(都道府県別家屋1㎡当たり評価額等)の平成19 年単価の設定や都道府県からの報告内容の更なる精査等の集計作業を引き続き行ってまいります。
お問い合わせ先
- 国土交通省河川局河川計画課河川経済調査官 稲村
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TEL:(03)5253-8111
(内線35312)
- 国土交通省河川局河川計画課経済係長 高橋
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TEL:(03)5253-8111
(内線35325)