平成21年2月27日
平成19 年には、「台風第4号及び梅雨前線豪雨」や「秋雨前線豪雨」などにより、秋田県、岩手県、静岡県、宮崎県や熊本県を始めとして全国各地で大規模な水害が発生しました。都道府県別水害被害額で、秋田県が最大となったのは、水害統計調査が開始された昭和36 年以降はじめてです。
これらの水害により、死傷者数は、約280名、被災建物棟数は、約1万5千棟に上るなど甚大な被害が発生しています。
平成19 年の水害被害額について、建物被害等の直接的な物的被害等について取りまとめた結果、全国で約2,088億円となりました。
これは、平成10年からの過去10年間で最も低い被害額となります。
また、台風第4号及び梅雨前線豪雨による水害被害額(約609億円)が、約3割(29.2%)を占め、秋雨前線豪雨による水害被害額(約378 億円)が、約2割(18.1%)を占めています。
水害が大きかった都道府県は、[1]秋田県、[2]岩手県、[3]静岡県等で、市町村では、[1]北秋田市(秋田県)、[2]糸魚川市(新潟県)、[3]隠岐の島町(島根県)等となっています。
国土交通省河川局では、毎年、都道府県、市区町村等の協力のもと、水害による被害額等を「水害統計」として取りまとめています。
今般、平成19 年の水害統計の調査結果がまとまりましたので、その概要をお知らせいたします。
お問い合わせ先
- 国土交通省河川局河川計画課河川経済調査官 稲村
-
TEL:(03)5253-8111
(内線35312)
- 国土交通省河川局河川計画課経済係長 高橋
-
TEL:(03)5253-8111
(内線35325)