XバンドMPレーダの整備、降雨・洪水予測の高度化等の技術研究開発により、局地的な大雨や集中豪雨対策を推進します
平成21年6月25日
国土交通省河川局では、昨年の金沢市の浅野川での大規模な水害や神戸市の都賀川に見られる局地的な大雨や集中豪雨による被害が頻発していることを受け、局地的な大雨や集中豪雨対策を強化して行きますので、お知らせします。
1.XバンドMPレーダの導入による局地的大雨・集中豪雨の実況監視の強化【資料1】
国土交通省では、局地的大雨・集中豪雨の実況監視を強化するため、高頻度、高分解能かつ高精度の降雨観測及び3次元の雨や風の分布の観測が可能なXバンドMP(マルチパラメータ)レーダの整備を進めることとしており、平成21年度末までに3大都市圏等(関東、中部、近畿、北陸)に計11基の整備を行います。また、今年度補正予算により、新たに中国地方、九州地方等への設置を進めます。
1)産学官による技術開発コンソーシアムの設置【資料2】
国土交通省が整備を進めるXバンドMPレーダから得られるデータを活用した技術研究開発を進め、その研究成果の共有を図ることを目的として、産学官による「XバンドMPレーダに関する技術開発コンソーシアム(仮称)」を設置します。
これにより、XバンドMPレーダの機能を最大限活用すると共に既存のCバンドレーダとも連携して、局地的大雨等の予測技術の開発やさらなる洪水予測の高度化を図ります。
なお、コンソーシアムの参加者については公募を行います。
2)河川技術研究開発制度を活用した技術開発の推進【資料3】
お問い合わせ先
- 国土交通省河川局河川計画課河川情報対策室課長補佐 田中
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TEL:(03)5253-8111
(内線35392)