平成21年8月15日
平成21年(2009年)8月11日の駿河湾を震源とする地震の発生を受け、緊急災害対策派遣隊(TEC-FORCE)の一環として、砂防の専門家からなる「土砂災害危険箇所点検緊急支援チーム」が実施した「土砂災害危険箇所等の緊急点検」が14日に終了しましたので、その点検結果を報告します。
1.点検の目的
平成21年8月11日発生の駿河湾を震源とする地震に伴い、今後の降雨等により二次的な土砂 災害の発生が懸念されることから、緊急に実施し防災対策に役立てること。
2.点検期間
平成21年8月12日(水)~14日(金)の3日間
3.実施体制
静岡県知事からの国土交通大臣への要請に基づき、国土交通省職員(TEC-FORCE)66人(本省砂防部、東北・関東・北陸・中部地方整備局)で構成された「土砂災害危険箇所点検緊急支援チーム」が実施(現地本部は静岡県東部総合庁舎内に設置)。
4.実施範囲
震度6弱を観測した地域のうち、静岡県伊豆市内全域において、土石流、がけ崩れ、地すべり等の土砂災害のおそれのあるところ(797箇所)。
5.点検結果
点検した799箇所(点検で新たに確認された危険箇所2箇所を含む)のうち、緊急避難や応急な対応をする必要があるとされるAランク箇所はありませんでした(別表参照)。
※Aランク:直ちに応急対策が必要な箇所
Bランク:今後二次点検を行い、対策等を決める箇所
Cランク:緊急性の低い箇所
6.点検結果の対応
支援チームでは、今回の結果を県、市に報告し、施設管理者等の適切な対応を依頼することとします。
別紙(PDF形式:249KB)