平成23年4月28日
東北地方太平洋沖地震に伴う地殻変動により、仙台平野の海岸及び平地部において広範な地盤沈下が発生しています。
また、津波により、海岸堤防は全域にわたり全半壊し、海岸沿いの砂丘も津波による侵食等により部分的に失われた状態となっています。
このため、仙台平野においては高潮等に対する安全性が著しく低下していることから、航空レーザ計測等により得られたデータより、面的に地盤沈下の状況を把握し、海面との高さの関係を整理しました。地震前は、既往最高潮位以下の面積83km2のうち、平均海面以下の面積が3km2であったものが、地震後にはそれぞれ111km2、16km2と変化しました。