平成24年2月16日
新設の道路橋の設計に用いる「橋、高架の道路等の技術基準」(道路橋示方書※)
を今般改定したのでお知らせします。
○ 改定の主な概要
前回の改定(平成13 年12 月)以降蓄積された技術的な知見や、社会的な情勢
の変化等を踏まえて主に下記の改定を行いました。
[1]設計段階から維持管理を考慮して橋の設計を行うことを基本的な考え方として明示
[2]橋の維持管理に必要な設計図など記録や情報を保存して維持管理に役立てることを規定
[3]鋼橋の溶接に関して、JIS の検査技術者の配置を義務付け
[4]強度の高い鉄筋の使用を可能とした
[5]直近の発生地震のデータから設計地震動、係数を見直し
[6]橋台と背面側の盛土等との間の構造部分に関する設計上の配慮事項を規定
○ スケジュール
平成24 年2月16 日 都市局長、道路局長より地方整備局長等に通知します
平成24 年4月1日以降の設計に適用されます
(なお、平成23 年度以前に設計された橋梁についても、適用が可能なものについ
てはさかのぼって適用も可能としています。)
○ 基準の内容は、国土交通省道路局ホームページで公表しています。
http://www.mlit.go.jp/road/sign/kijyun/pdf/20120216hashikouka.pdf
※ 道路橋示方書は国が新設する橋梁についての設計基準ですが、地方公共団体が新
設する際においても、一般的には当該基準が使用されており、橋の設計において
標準的な基準として利用されています。