平成28年12月19日
国土交通省では、中国交通運輸部とともに、第31回日中道路交流会議を12月13日に東京で開催しました。
本会議では、有料道路政策等について、両国の課題・経験を共有するとともに、引き続き、両国の協力関係を継続していくことを確認しました。 |
本会議は1984年に両国で開催に合意して以降30年に渡りほぼ毎年開催してきたものであり、日中間の道路に関する
技術交流を目的としているものです。開催結果について以下のとおり報告します。
《第31回日中道路交流会議》
(1 )日程 : 平成28年12月13日(火) 10:00~17:20
(2) 会場 : 国土交通省2号館 16階 国際会議室
(3) 主催 : 国土交通省、中華人民共和国交通運輸部
(4) 出席者(約20名)
[日本側] 国土交通省 道路局長 石川 雄一
大臣官房審議官(道路) 増田 博行 ほか
[中国側] 交通運輸部 公路局 副局長 周 栄峰
公路局 道路ネットワーク管理処副処長 楊 亮
ほか
(5)結果概要
会議では、共通テーマとして有料道路政策における取組み、個別テーマとして日本側から鋼橋の適用と管理、舗装技術、道路防災、
中国側からは橋梁建設、過積載対策についてそれぞれ発表が行われ、活発な意見交換が行われました。
【中国側発表】
・中国の有料道路の歴史、財政状況、管理体制や今後の展望等について紹介されました。
・中国における橋梁建設の歴史、代表的な橋梁事業や今後の展望等が紹介されました。
・中国における特車通行管理の枠組みや過積載車両の取締り等について紹介されました。
【日本側発表】
・日本の高速道路の概要、有料道路制度の変遷、料金施策の状況について紹介しました。
・鋼橋の特徴、適用事例、維持管理等について紹介しました。
・道路分野における防災対策、災害発生時の対応等について紹介しました。
・日本の舗装技術、アスファルトの再生技術について紹介しました。
会議を通じて、両国の道路分野の最新情報を共有できたとともに、引き続き両国の道路分野における協力関係を継続していくことに
ついて確認しました。国土交通省としては、会議で得られた知見を国内の道路行政に活用するとともに、今後とも日中両国の道路に
関する技術交流を強化して参ります。