令和2年6月30日
国土交通省は農林水産省と共同で、高潮に対する備えを強化するため、「高潮浸水想定区域図作成の手引き」を改定しました。 全国の都道府県において高潮浸水想定区域図の公表がさらに進み、住民等の高潮に対する防災意識の向上や市町村における避難体制の充実が図られるよう、引き続き支援してまいります。 |
○ 国土交通省は農林水産省と共同で「高潮浸水想定区域図に関する検討会」(座長:磯部雅彦
高知工科大学学長)を開催し、「高潮浸水想定区域図作成の手引き」を点検し、改定に向けた
検討を進めてきました。
○ これまで、都道府県において高潮浸水想定区域図の作成が進められていますが、検討実績が
蓄積されてきたこと、高波による浸水シミュレーションの検討を加速する必要があること、令和
元年台風第15 号に伴う高波によって高潮浸水想定区域を越えて浸水が発生したことなどから、
調査・研究等による知見を踏まえて見直しを行いました。
○ このたび、検討会での議論を踏まえ、「高潮浸水想定区域図作成の手引き」を改定しました。
(別紙参照)
<高潮に対する備えの強化に向けた主なポイント> ○全国的に高潮浸水想定区域の指定・公表等を促進し、高潮・高波による浸水リスク情報の空白地をなくす。 ○高波による浸水被害の発生状況を踏まえ、浸水想定シミュレーションにおける高波の設定方法を充実させ、台風等に伴う潮位上昇による災害だけでなく、高波による災害への備えも強化する。 ○高潮による浸水が発生した場合に家屋が倒壊するなどのおそれがあり、暴風域に入る前に確実に立退き避難が必要な区域を明確化し、避難の実効性を高める。 |
PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
左のアイコンをクリックしてAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください(無償)。
Acrobat Readerをダウンロードしても、PDFファイルが正常に表示されない場合はこちらをご覧ください。