平成25年12月24日
台風30号(Haiyan)による甚大な被害に対応するため、フィリピン共和国政府からの支援要請に基づき、国土交通省関係職員9名(別紙1)が、国際緊急援助隊専門家チームの一員として派遣されていました。これら職員が所定の任務を果たして帰国したことから、本日、太田国土交通大臣へ帰朝報告を行いました。報告内容の概要は以下のとおりです。
※帰朝報告の際の写真をご要望の方は、下記問い合わせ先までご連絡下さい。
1.早期復旧チーム
(被災状況)
・台風の進路となった地域を中心として、高潮による人命・資産の喪失、風による建物の倒壊等が発生。高潮被害は、タクロバン空港のある半島部からパロにかけてが最も甚大で、死者もこの地域に集中。
(活動概要)
・11月26日から12月18日にかけて派遣。レイテ島、サマール島の現地にて被災状況調査を実施。また、今後の復旧・復興に向けて現地政府機関等に技術的な提言を実施。
(今後の国土交通省の協力)
・災害時の被害軽減のため、現地政府機関に対して復興計画の策定・実行について技術的提言等を今後も実施。
2.油防除チーム
(被災状況)
・パナイ島東部で、発電施設として利用されていたバージ船が台風30号の影響により座礁し、燃料タンクから重油約850キロリットルが流出。
(活動概要)
・12月4日から13日にかけて派遣。フィリピン沿岸警備隊の職員及び現地作業員に対する適切な油防除作業手順、油回収資機材の使用方法等の指導・助言、及び今後の対応等に関する協議の実施。
(活動結果)
・現場から沖合いへの油の流出を完全に阻止。
・現地作業員が適切な手法により油防除作業を実施できるようになったこと、並びにフィリピン沿岸警備隊が適切な監督を行う体制が構築されたことを確認。
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