平成23年1月20日
国土交通省は、去る1月12日、モンゴル国において「日本・モンゴル建設会議」を開催いたしましたので、その結果概要についてお知らせいたします。
1.概要
今般、国土交通省では、我が国建設業が有する優れた技術・ノウハウをモンゴルの政府関係者・地元関連業界等へ紹介するとともに、建設分野における両国の交流・相互理解を促進するため、日本・モンゴル建設会議をウランバートルで開催いたしました。
冒頭、大森建設流通政策審議官より、我が国建設産業は、モンゴルの建設産業の技術力の向上、インフラ整備を通じた経済発展に役立つものと確信している、建設分野における両国の協力関係が益々発展していくことを期待している、旨の発言がありました。また、モンゴル国 道路・運輸・建設・都市計画省 バトエルデネ事務次官からは、鉱物資源開発に必要な道路ネットワークの整備が優先課題である、インフラ整備に日本企業の参入拡大を期待する、本会議が日本とモンゴルの共同事業の新たなスタートとなることを期待する、旨の発言がありました。また、在モンゴル日本国大使館 城所特命全権大使からは、今後、鉄道・道路等のインフラ分野における両国の関係発展が期待されるとして、本会議を契機として、インフラ整備における両国の相互理解促進を期待する、旨の発言がありました。
セミナーでは、日本側からは、我が国建設企業より日本のアスファルト舗装技術の現状、積雪寒冷地における問題と対策や、モンゴルの地域性を考慮した公共工事について説明を行いました。モンゴル側からは、道路庁 バヤルフー局長より、モンゴルの道路ネットワークの現状や開発目標等に関する発表が行われました。セミナーには、両国の建設分野関係者ら約100名の参加者があり、講演者と参加者との間で活発な質疑応答が行われました。
2.日時場所
日時 :平成23年1月12日(水)9:30~16:00
場所 :モンゴル国ウランバートル市 チンギスハーンホテル
3.主な参加者
(1)日本側
国土交通省 大森 雅夫 建設流通政策審議官
外 務 省 在モンゴル日本国大使館 城所 卓雄 特命全権大使
日系建設企業 等
(2)モンゴル側
道路・運輸・建設・都市計画省 バトエルデネ事務次官
建設分野関係者 等
日本・モンゴル建設会議の結果概要(PDF形式:160KB)