平成22年8月19日
地域の建設業界と専門高校(工業高校等)の連携による優秀な人材を確保・育成する仕組みを構築することを目的として、地域の建設業界、工業高校等、行政が協働して教育プログラムを開発・実証する地域に対し支援する「建設業人材確保・育成モデル事業(専門高校実践教育導入事業)」の事業実施地域を決定しましたので、お知らせします。
建設就業者の輩出の中核を担ってきた工業高校等の専門高校は、将来の建設業を担う人材を育成し、企業の高い技術力・施工力の維持強化に貢献してきましたが、近年は新卒者の建設業への入職の減少や、仕事内容とのミスマッチを原因とした離職などが深刻であり、優秀な人材の確保・育成は重要な課題となっています。
このため国土交通省では文部科学省と共同し、将来の建設産業を支える優秀な人材の確保・育成を図るため、地域の建設業界と工業高校等が連携(協働)した事業を、平成20年度から支援しています。
具体的には、建設技術者・技能者が工業高校等の生徒に実践的指導を行う等の取組み支援し、それらの成果を全国に波及させることとしています。
今般、外部の有識者により構成された審査委員会の厳正な審査を経て、平成22年度事業実施地域を、<資料1>のとおり決定しました。
今後これらの地域においては、<資料2>に掲げた事業を実施していきますが、その際は今年度が最終年度であることを踏まえ、これまでの取組みの成果を活かした教材の作成と、他地域への普及展開に重点を置くこととしています。