平成24年11月6日
標記研究会を下記のとおり開催しましたので、その概要をお知らせします。
平成24年10月22日(月) 14:00~17:00
三田共用会議所 第4特別会議室
別紙参照
鉄道事業者は観光との連携など地域に根ざしたさまざまな活動を模索しています。
こうした地域鉄道の再生・活性化に向けた取組を大きな動きとしていくために、今後の講ずるべき施策などをこの研究会で検討することとし、「地域鉄道の再生・活性化等研究会」を開催しています。
(1)議題等
・鉄道運輸機構調査の分析等
・過疎債(ソフト分)の概要と地域鉄道への利用可能性
・意見交換
・北海道旅客鉄道株式会社 DMVに関する講演
(2)意見交換等
鉄道運輸機構調査の分析等
○経営環境や経営状況に基づく地域鉄道の類型化。
○鉄道事業者の各種取組の連携方法を、アンケート調査を基に「再生・活性化戦略タイプ」に分類し、経営環境・経営状況に基づく類型化と重ねて整理し、再生・活性化のための方向性を示す。
地域鉄道に対する過疎債利用の可能性
○平成22年度から、ハード事業を拡充、新たに「ソフト事業」も過疎債の対象。過疎債(ソフト分)を活用した地域鉄道の維持・活性化の取組事例は、運営維持のための直接的支援(施設維持管理への補助等)、鉄道利用者への補助(通学定期券購入への補助等)、利用促進のためPR活動等(利用促進協議会への補助等)
委員からの意見等
・地域鉄道の類型化について、ベストプラクティスの分析のためには、取組の時間軸の把握も必要。
・事業主体は、第3セクター鉄道と民営鉄道では目指す方向が違うこともあるため、違いを勘案した上で、モデル事業等の方向性を決定していくこと。
・経営課題を地域と一体化、共有する。
・研究会でのキーワードは、
1.「需要の掘り起こし」、
2.「変動要因の大きい観光への対応」、
3.「地域と一体となった経営改善(マーケティングにつながるコスト削減など)」、
4.「地域鉄道は住民にとって『非日常(普段はマイカーのため)』、観光客にとっても『非日常』」
・行政からの補助金の活用の仕方、鉄道事業者は補助金の存在、タイムスケジュールを把握していない等の課題も掘り下げていくべき。
(3)北海道旅客鉄道株式会社 柿沼博彦会長によるDMVに関する講演
「DMVによる鉄道のイノベーション~線路と道路を走る夢の乗り物~」と題し、DMVに関して、柿沼 博彦氏に講演をしていただきました。
別紙(出席者)(PDF形式)
当日資料[1] 24年度調査検討フロー(PDF形式)
当日資料[2] 鉄道運輸機構調査報告(PDF形式)
当日資料[2](参考) 鉄道運輸機構調査報告__取組み整理(PDF形式)
当日資料[3] 総務省過疎対策室資料(PDF形式)
当日資料[4] DMVによる鉄道イノベーション(PDF形式)
参考資料 人吉市役所資料(PDF形式)
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