山本国土交通副大臣のマレーシア・シンガポール出張について(結果概要)
平成28年5月6日
平成28年4月29日、マレーシア・シンガポール間高速鉄道計画に関して新幹線導入を働きかけるため、山本副大臣がマレーシア及びシンガポールを訪問し、マレーシアの陸上公共交通委員会ハミド議長及びシンガポールのテオ上級国務大臣と面談し、トップセールスを行うとともに、マレーシアにおいて第2回高速鉄道シンポジウムを開催し、新幹線の優位性等についてアピールしました。また、陸上公共交通委員会と国土交通省との間で、訪日研修や専門家派遣等を行い、鉄道分野での協力関係を強化するための共同文書を発表しました。 |
山本国土交通副大臣は、4月29日(金)にマレーシア及びシンガポールを訪問し、両国政府要人と会談を行いました。また、マレーシアにおいて、第2回高速鉄道シンポジウムを開催しました。
1. 高速鉄道シンポジウム
(1) 開催概要
平成28年4月29日(金)10:00~11:30
マレーシア クアラルンプール(グランド・ハイアット・クアラルンプール)
(2) 議事次第
・ 主賓挨拶(リオ運輸大臣)
・ 主催者挨拶(山本国土交通副大臣、日本貿易振興機構(JETRO)佐藤理事)
・ キーノートスピーチ(サイド・ハミド陸上公共交通委員会議長)
・ 日本の新幹線の海外展開に関するプレゼンテーション
・ JR東日本、三菱総研、マレーシア陸上公共交通委員会、台湾高鉄によるパネルディスカッション
※隣室にて、新幹線シミュレーター、パネル等の展示会を開催
(3) 主催・共催
主催:国土交通省、外務省、経済産業省、JETRO、海外鉄道技術協力協会(JARTS)、 日本鉄道システム輸出組合(JORSA)
共催:マレーシア陸上公共交通委員会
(4) 主な参加者
日本側:山本国土交通副大臣、藤田鉄道局長、長谷川大臣官房審議官(国際担当)、JETRO佐藤理事、深澤JR東日本副社長 等
マレーシア側:リオ・ティオン・ライ運輸大臣、サイド・ハミド陸上公共交通委員会議長 等
(5) 主な内容
日本側から、新幹線の優位性、海外展開等に関するプレゼンテーションを行うとともに、JR東日本やマレーシア陸上公共交通委員会、台湾高鉄によるパネルディスカッションを行い、高速鉄道の整備効果や日本の新幹線への理解の促進を図りました。マレーシア側からは、多くの質問があり、活発な議論が行われました。
2.マレーシア・シンガポール政府要人との会談
マレーシアのサイド・ハミド陸上公共交通委員会議長及びシンガポールのジョセフィン・テオ首相府担当兼外務担当兼運輸担当上級国務大臣と面談を行いました。
(1)サイド・ハミド議長からは、我が国の官民一体となったこれまでの取り組みに対する評価が得られるとともに、シンポジウムを通じた高速鉄道に関する国民の理解を高める取り組みについて謝意が述べられたほか、人材育成が重要であるとの意見が述べられました。
(2)テオ上級国務大臣からは、日本の新幹線に関して、安全性、信頼性の高さに加え、省エネルギー性、省メンテナンス性など持続可能な輸送システムとしての高い評価が得られました。
3.鉄道分野の協力における共同声明
マレーシア陸上公共交通委員会と国土交通省との間で、鉄道分野における協力関係を強化していくことについて合意し、今後、訪日研修や専門家派遣等の取組を実施していくことを盛り込んだ共同文書(別添参照)を発表いたしました。
お問い合わせ先
- 国土交通省総合政策局国際課 浦木・長川
-
TEL:03-5253-8111
(内線25922, 25925) 直通 03-5253-8318 FAX:03-5253-1561
- 国土交通省鉄道局国際課 中山・下西
-
TEL:03-5253-8111
(内線40793, 40163) 直通 03-5253-8551 FAX:03-5253-1635
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