令和3年1月8日
人流データは、人がいつ、どこで、何人いるのか把握できるデータであり、防災やまちづくり、観光などの様々な分野における地域課題解決への活用が期待されています。本実験は大丸有エリアにおける人流データを取得することで、災害時の帰宅困難者を減少させる対策の検討などの防災対策に用います。なお、取得する人流データは、通行者の「人数」と「移動方向」のみで、個人を特定できる情報は含みません。
1.実験期間
令和3年1月15日(金)~ 令和3年2月14日(日)
2.実験場所
東京都千代田区の大丸有エリア(全2箇所)
(1)丸の内ビルディング前(丸の内仲通り沿い)
(2)丸の内ビルディング地下通路(行幸地下通路間)
3.実験方法
大丸有エリア内に設置したセンサーにて通行者を自動計測し、個人が特定できない数値形式のデータ(時刻、移動方向、人数のみを記録)を生成します。
4.取得データの取扱
取得した人流データは、大丸有エリアの屋内外電子地図上に混雑度をリアルタイム表示する災害ダッシュボード※1と連携し、 災害時の帰宅困難者が避難するための情報提供などで用います。また、実験終了後は人流データの有効性の検証や利活用促進のため、計測したデータをG空間情報センター※2にてオープンデータとして公開を予定しています。
※1 災害ダッシュボード:三菱地所株式会社による丸の内エリア(大手町・丸の内・有楽町)における大規模災害発生時に災害対策機関での情報共有や帰宅困難者へ向けた情報発信を行う仕組み。
※2 G空間情報センター:官民問わず様々な主体により整備・提供される多様な地理空間情報を集約し、利用者がワンストップで検索・ダウンロードし利用できる、産学官の地理空間情報を扱うプラットフォーム。(https://www.geospatial.jp/gp_front/)
PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
左のアイコンをクリックしてAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください(無償)。
Acrobat Readerをダウンロードしても、PDFファイルが正常に表示されない場合はこちらをご覧ください。