令和3年3月10日
国土交通省では、訪日外国人・高齢者・障害者を含む誰もが、屋内・屋外を問わずシームレスに目的地へ円滑に移動できる社会の実現を目指して、「高精度測位社会プロジェクト」を実施しています。
本プロジェクトでは、関係者の協力を得て屋内電子地図や屋内測位環境を整備し、その環境を活用した屋内外シームレスなバリアフリーナビゲーションサービス、災害時の情報共有サービス等の実証実験を実施するとともに、整備した屋内電子地図をG空間情報センターから公開してきました。
<これまでの取組はこちらhttps://www.mlit.go.jp/kokudoseisaku/kokudoseisaku_tk1_000108.html>
今回、第3ターミナル本館2階増築部における商業施設等の追加を反映させた、成田国際空港の最新の屋内電子地図をG空間情報センターにて公開いたします。
これまで、本プロジェクトの成果を活用した民間事業者によるサービスが実装され始めています。今回の屋内電子地図を活用したサービスが創出されることを期待しています。
・国土地理院の標準仕様※3に基づき作成された、国内最大の国際空港の屋内地図。
・サービスの基盤となる屋内地図として、駅改札口から出国手続前までのターミナル各フロアについて、通路や階段、トイレ等のデータを整備。
・通路の段差や勾配等を含む屋内ネットワークデータも公開しており、段差を回避したバリアフリールートの検索等のサービスも開発可能。
・公開先URL:https://www.geospatial.jp/ckan/dataset/mlit-indoor-narita-airport-r2)
※1 G空間情報センター:官民問わず様々な主体により整備・提供される多様な地理空間情報を集約し、利用者がワンストップで検索・ダウンロードし利用できる、産学官の地理空間情報を扱うプラットフォーム。(https://www.geospatial.jp/gp_front/)
※2 アプリの作成に際して調査などを行う場合は、施設管理者の許可が必要。
※3 「階層別屋内地理空間情報データ仕様書(案)」(平成30年3月)
PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
左のアイコンをクリックしてAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください(無償)。
Acrobat Readerをダウンロードしても、PDFファイルが正常に表示されない場合はこちらをご覧ください。