平成22年8月30日
8月28日、北京で開催された第3回日中ハイレベル経済対話で、物流政策に関する政府横断的な政策対話を定例化する覚書の署名に合意することとなりました。
1.背景
近年、日中両国の経済関係の深化・拡大に伴い、両国の企業にとっては、国境をまたぐサプライチェーン全体の一層の円滑化が求められています。こうした状況を踏まえ、物流の課題を総合的に取扱うため、今回、関係省庁による政府横断的な対話の枠組みを定例化することに合意しました。
2.覚書署名の概要
本対話の枠組みに基づき、以下を主な内容として、課題解決に向けた協力を進めてまいります。
(1)物流分野の政策、技術及び人材等に関する交流の推進
(2)物流管理技術の向上や貿易手続きの円滑化に向けた協力・研究の推進
(3)物流に関する規格の標準化及びグリーン物流に関する協力・研究の推進
(4)両国物流企業の交流のプラットフォームを作るため、両国物流企業間の実務的な協力を研究し推進
(5)必要に応じ、対話メカニズムの下にワーキンググループを設置し、具体的な課題について協力・研究を推進
(6)本対話を原則として年1回開催し、中国と日本で開催
※なお、署名行為自体は、今次ハイレベル経済対話に全ての関係閣僚が参加しないため、事後的に行います。
流通物流政策対話について(PDF形式)