平成31年4月5日
海外にある日本庭園は、日本の文化や魅力を伝える拠点であり、インバウンド拡大や造園緑化技術の海外展開に貢献しています。一方で、造園後、適切な維持管理が行われず、樹木の剪定など修復支援が必要な庭園も存在しています。国土交通省では、平成29年度から「海外日本庭園再生プロジェクト」を実施し、5年間で50箇所程度の庭園の修復を支援することとしています。このたび、平成31年度に修復支援予定の海外日本庭園8箇所が選定されました。
海外には500箇所以上の日本庭園が存在していますが、中には適切な維持管理が行われておらず修復が必要な日本庭園があります。そのため、在外公館や海外姉妹都市を締結する自治体からの修復要望を受けた海外日本庭園について、造園緑化関係団体の協力のもと、造園技術者を派遣し、修復の支援を実施します。修復時の講習や維持管理マニュアルの整備を通じて、現地の公園管理者において適切に保全されるとともに、日本文化イベントの場としても利用されています。
海外日本庭園保全再生方策検討委員会(添付資料別紙参照)において、以下の8箇所の海外日本庭園が選定されました。
○オーストリア(ウィーン市)/シェーンブルン宮殿内日本庭園
○ドイツ(ツァイツ市)/日本庭園 ※ツァイツ市は佐賀県鳥栖市の友好交流都市
○フランス(エクサンプロヴァンス市)/サンミトル公園 ※エクサンプロヴァンス市は熊本市の交流都市
○米国(ニューヨーク州ニューヨーク市)/国連本部内日本庭園
○米国(テネシー州ナッシュビル市)/チークウッド植物園内松霧園
○米国(オクラホマ州スティルウォーター市)/国際友好庭園 ※スティルウォーター市は京都府亀岡市の姉妹都市
○米国(テキサス州サンアントニオ市)/熊本園 ※サンアントニオ市は熊本市の姉妹都市
○米国(イリノイ州シカゴ市)/ジャクソンパーク内フェニックスガーデン ※シカゴ市は大阪市の姉妹都市
報道発表資料(PDF形式)
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