主要都市の地価は85%の地区で上昇基調~平成29年第1四半期の地価LOOKレポートの結果~
平成29年6月9日
平成29年1月1日~平成29年4月1日を調査対象とした地価LOOKレポートによれば、全体として緩やかな上昇基調が継続しています。三大都市圏に加え、地方都市である札幌、仙台、金沢、福岡では比較的高い上昇が継続しています(上昇は85地区、前期比1地区増)。
今期は、地方圏の1地区(商業地)で横ばいから上昇に転じました。一方、東京圏の2地区(商業地)では、上昇幅が縮小しました。
また、横ばいの地区は15地区で、前期より1地区減りました。 |
【上昇の主な要因】
■空室率の低下等
オフィス市況は好調
■大規模な
再開発事業の進捗
■訪日観光客による
消費・宿泊需要
前期から引き続き上記要因を背景に、
オフィス、店舗、ホテル等に対する投資が引き続き堅調に推移。
【比較的高い上昇を示した地区】
■3~6%の上昇(10地区)
宮の森、駅前通(以上 札幌市)、中央1丁目(仙台市) 、新宿三丁目(東京都)、金沢駅周辺(金沢市)、
名駅駅前、太閤口(以上 名古屋市)、心斎橋、なんば(以上 大阪市)、博多駅周辺(福岡市)
【前期から変化した地区】
■横ばいから上昇(0%→0~3%)
岐阜駅北口(岐阜市)
■上昇幅が縮小(3~6%→0~3%)
銀座中央、日本橋(以上 東京都)
※地価LOOKレポート(主要都市の高度利用地地価動向報告)とは
国土交通省が、主要都市の高度利用地等を対象に、四半期毎の地価動向を調査し、
先行的な地価動向を
明らかにするものです。調査対象は全国100地区で、内訳は以下のとおりです。
■東京圏:43地区、■大阪圏:25地区、■名古屋圏:9地区、■地方圏:23地区
お問い合わせ先
- 国土交通省土地・建設産業局地価調査課 主任分析官 吉 野/分析官 相 部/鑑定官 河 野
-
TEL:03-5253-8111
(内線30366・30367・30363)
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