平成29年3月30日
熊本地震の震源近辺においては、特に複雑な地殻変動が発生し、地震前に作成されていた地図の土地境界情報にズレが発生しました。このズレを計算によって早期に修正できる補正情報(補正パラメータ)等を本日3月30日より公開します。この補正パラメータ等を被災市町村等において活用すれば、土地境界情報の早期補正がなされ、復旧・復興事業をより円滑かつ迅速に実施することができます。 |
平成28年4月に発生した熊本地震の震源近辺においては、特に複雑な地殻変動が発生し、地震前に作成された地図(地籍図等)に示された土地境界情報(緯度・経度等)と現況の間に大きなズレが発生しました。土地境界情報が不明確なままでは、復旧・復興事業に伴う用地買収等が難航し、事業の遅延を招く可能性があるため、本格的な復旧・復興事業開始前に、地籍図等を修正することが求められています。
従来、地籍図等を修正するためには市町村等による再度の地籍調査が必要でしたが、それを実施するには多大な時間と労力を要します。このため、国土交通省では、昨年9月に新たに地籍図等の早期修正を支援する事業(被災地域境界基本調査)を創設し、平成28年度第2次補正予算成立後、以下の作業を実施しました。
PDF形式のファイルをご覧いただくためには、Adobe Acrobat Readerが必要です。
左のアイコンをクリックしてAdobe Acrobat Readerをダウンロードしてください(無償)。
Acrobat Readerをダウンロードしても、PDFファイルが正常に表示されない場合はこちらをご覧ください。