平成21年4月16日
淀川水系における水資源開発基本計画について、計画目標年度を平成27年度とし、
近年の河川流況を踏まえた上で安定的な水の利用を確保するために、以下のとおり、需
要の見通し、供給の目標等の変更を行います。
目標年度: 平成27年度(現行計画:平成12年度)
対象地域: 淀川水系に、水道用水、工業用水及び農業用水を依存している三重県、
滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県及び奈良県の諸地域
水の使用実績や各府県による需要想定を踏まえ、現行計画と比べ水需要の見通しを次
のように下方修正しました。
【都市用水(水道用水+工業用水)】
対象地域において淀川水系に依存する需要水量
約 144 m3/s:現行計画(平成12年度目標)
↓
約 114 m3/s:次期計画(平成27年度目標)
【農業用水】
対象地域において淀川水系に依存する新規需要水量
約 8.4 m3/s:現行計画(平成12年度目標)
↓
約 6.6 m3/s:次期計画(平成27年度目標)
水需要の見通しに対し、近年の降雨状況等による河川流況の変化を踏まえた上で、
地域の実情に即して安定的な水の利用を可能にすることを供給の目標としました。
このため、4.に示す施設整備を行い、これまでに整備した施設とあわせて、近年20
年に2番目の規模の渇水時において毎秒約111立方メートルの都市用水の供給が可能
であると見込んでいます。
(なお、計画当時の河川流況を基にすれば、その水量は毎秒約134立方メートルとなります。)