平成24年9月4日
国際海運における環境規制は、温室効果ガスの排出削減及び大気汚染防止の両面から、今後も強化されていくこととされており、現在舶用燃料として利用されている重油から環境負荷の低いクリーンエネルギーである天然ガスへの燃料転換への期待が世界的に高まっております。
我が国の海事産業(海運業、造船産業及び舶用工業)も、天然ガスを燃料とする船舶(天然ガス燃料船)の実用化に向けた取り組みを開始しており、国土交通省としても、20 世紀初頭の石炭から石油(重油)への転換以来となる船舶用燃料の大転換を戦略的に推進し、海洋環境の保全に貢献するとともに、我が国海事産業の国際競争力強化に結実させるため、世界初の大型外航天然ガス燃料船等の早期実用化も視野に天然ガス燃料船の普及促進に向けた総合対策の検討を今年度より開始致します。
具体的には、天然ガス燃料船の普及に当たって必要となる安全面の基準を整備し、併せて天然ガス燃料の供給手段の確保に資するため、船舶の構造・機関等のハード面、燃料供給方法等のソフト面における安全対策の検討等を総合的に実施し、必要に応じて国際海事機関(IMO)や国際標準化機構(ISO)における国際基準、国際標準等への反映等を図りつつ進めて参ります。
これらの検討に当たっては、有識者からなる天然ガス燃料船の普及促進に向けた総合対策検討委員会及び関係委員会のご審議を賜りながら進めて参ることとしており、今般、次の通り第1回目の委員会を開催致します。
平成24年9月6日(木)16:00~18:00
於:霞ヶ関ビル35階 東海大学校友会館 望星の間
天然ガス燃料船の普及促進に向けた総合対策の検討に係る実施計画について 等
別紙「天然ガス燃料船の普及促進に向けた総合対策検討委員会 委員一覧」のとおり。
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